主人・旦那・夫・配偶者

小さく、そして長い間迷っていることがある。それは女性のお客様の配偶者の呼び方。一般的に「ご主人」と呼ぶのが無難なのかもしれません。しかし私は「ご主人」という言葉を使うことに抵抗がある。「主人」という言葉に主従関係、上下関係をイメージしてしまうから、フラットなはずの夫婦関係に使いたくないと思ってしまう。

 

私の中での「主人・旦那・夫・配偶者」の言葉の感想。
「主人」・・・主従関係っぽくて抵抗あり。
「旦那」・・・お友達同士の会話で使うカジュアルな雰囲気。「旦那様」だと大袈裟な感じ。
「夫」・・・お客様に使うとするなら「夫様」になるのかしら。夫様は変。
「配偶者」・・・性別関係なくフラットなイメージだが、話し言葉に使うと固くなりすぎる。

 

夫婦は対等な関係ですが、どちらかがリーダーシップを取ると家庭がスムーズに回る。リーダーシップを取るのは夫と妻のどちらでもよく、四柱推命ではエネルギーの強い身旺の方がリーダーシップをとる方が良好な関係が築けると考えます。意識せずとも自然とエネルギーの強い方がリーダーになっているでしょう。

 

家庭内の様々な仕事は、夫婦で得意な方がリーダーシップを発揮することで、その夫婦の「在り方」になると思います。リーダーシップとは相手にさせるのではなく、率先して取り組むことです。例えば、料理が好きな方が食事の支度を引き受ける、金銭管理や金融関係が得意な方が家計や教育資金の計画策定など。家庭内の仕事や雑務は色々ありますが、家事代行を利用する等そもそも家庭内の仕事を減らす工夫もできる。負担が一方だけに偏らないように、そして相手を信頼し感謝する夫婦関係のバランスが良い。

 

家庭内の仕事や雑務を配偶者に全部丸投げしている方が時々いる。人の体はある意味消耗品。疲れがたまるとガタがくる。病気になる。人に与えられた時間はみんな平等24時間。24時間の中で仕事も家事も休息も気分転換も必要だ。配偶者が大切で少しでも長く一緒にいたいならその辺はお忘れなく。

 

話がそれましたが、私は迷いながらも結局のところ一般的に無難そうな「ご主人」という言葉を選んでいます。とはいえ、夫婦関係はフラットであり妻の地位は対等だから本当は使いたくないなぁ、と思いながら使っています。「主人と言われるのはなんだか嫌だわ」とか「慣習的なものだから気にしない」等、お客様はどう思っているのか聞いてみたいです。