【映画レビュー】SWANSONG スワンソング

SWANSONG〜それでも人生は素晴らしい

この映画を見たのは去年。このレビューは途中まで書いて保存したまま放置していたので今更ですがアップ。

この映画の主人公は、セレブ顧客を抱え町の有名人で伝説のヘアメイクドレッサーと呼ばれたパトリック。ゲイ。現在は老人ホームでひっそりと暮らしている。かつて自分を裏切った親友のセレブ未亡人が亡くなり、遺言で死化粧を依頼される。お葬式の会場へ向かうため老人ホームから抜け出すことからストーリーが始まる。

ヘアメイク時代はカラフルでド派手で尖ったファッション、キラキラギラギラした宝石(多分イミテーション)のついた指輪を何個もつけていたパトリックが、現在老人ホームではグレーのスウェットの上下を着て、いかにも介護用の白いマジックテープのシューズを履いている。生きているけど、心が死んでいるように見えた。

この映画で感じたこと。体は生きていても心が死ぬことがある。心は外見に現れる。もし自分の外見がヨレヨレしてきたら、心もヨレヨレなのかもしれない。行き詰まっているなら、えいやっと思い切って行動した方が何らかの道が開ける、少なくとも今のままではなくなる。いつもの場所にじっとしていても、いつもの毎日が続くだけで変化はない。人はいつか必ず老いて動きたくても動けなくなる時が来るのだから、その前にやれることはやった方がいい。

鑑定でいろんな方に会いますが「何年も運が悪いのが続いてるんです」と言う方がたま〜にいらっしゃる。一年に一人くらい、たまにね。四柱推命の運気のサイクルを考えると悪いのが何年も続くということはないので「何年も」続くと感じるのなら、運気のせいではなく自分の行動を振り返ってほしい。行き詰まってるのに何年も現状維持を続けていたら、よくなるどころか、歳は取るわ悪化するわでいいことないので。えいやっと思い切った行動した方がいいと思います。