【映画レビュー】不思議の国の数学者

韓国映画不思議の国の数学者見てきました。

ストーリーは、脱北した天才数学者と韓国の高校生。
韓国トップクラスの名門私立高校に通うジウ。
韓国は超学歴社会で名門私立=お金持ちの子息だらけの中、ジウは一般家庭出身。
成績は最下位に近く数学が苦手だが、他の子のように家庭教師や有名塾には通えない。教師からも転校を勧められる。

あるきっかけで、学校の警備員から数学を教えてもらうことになる。実はその警備員、脱北者であり、もともと世界に知られた数学者だった…

韓国の学歴社会の凄まじさは、他の映画やドラマなどでもうかがいしれる。日本も韓国までいっちゃってるのかな。人生相談をやっている身としては、高学歴の方が豊かな「傾向」であることは実感するので、できれば高学歴の方が良さそうだな、とは思います。

誤解しないでほしいのが、高学歴=豊か、と思ってるわけではないです。傾向や割合の話。なぜそうなるか考えてみると、何かトラブルに直面した時、きちんと調べる習慣が身についていたり、教養があるおかげで、ピンチを回避しやすいのは高学歴の方かな、と思います。騙されにくかったり、うまい話にそのまま乗っかったりしない、危険回避能力が備わっているような。もちろん絶対ではないし、なんとなくそんな感じがする、私の個人的な感想です。

話は映画に戻ります。韓国の私立高校という狭い社会にいると、庶民の出のジウは息苦しそう。庶民に生まれると辛いね、と感じる。韓国で庶民として生きるの大変そうです。でもそれは、名門私立高校の世界から見た視点。

警備員に数学を教えてもらう過程で徐々に彼が脱北者で著名な数学者であることが、映画を見ている人はわかってくる。北に生まれることのしんどさ。警備員は北にいれば数学者で政府側の人材として、いい暮らしができていたはず。それでも、自由な世界を求めて脱北している。命懸けで。警備員を通して高校生ジウの生活をみると、韓国側に生まれただけでラッキーだとも思える。

ストーリーは頑張った人に日が当たる、ハッピーエンドです。見終わった後味は優しい。それに加えて、脱北者のエピソードが混ざると、私は日本に生まれただけでラッキー、って自分がすごくついてるように思えるんですよね。綺麗事に聞こえるかもしれないですが。日本生まれでラッキー、私は本気でそう思います。