会話をしていて、話の内容はおかしなことではないのに、なぜか相手を「イラッ」とさせる人がいます。根っからの悪い人ではなかもしれないけど一緒にいて楽しくない、モヤっとする、嫌な気分になる人。そんな人を受け流すためのコツを書いていきます。
そのコツとは、人間はどうしてもマウンティングしたい生き物である、と受け入れることです。相手をイラっとさせる人は、まさに「マウンティングしたい心を抑えられず、マウンティングしてしまう人」なのです。例えば「自慢」はわかりやすいですが、実は「アドバイス」も人をイラッとさせるマウンティングです。
イラッとする人を対処するには、なぜイラッとしてしまうのか原因を理解するといいですよ。これまでにあった人間関係のお悩み相談を例に解説します。
友人同士で仕事の悩みや愚痴を気軽に話していると、友人から「こうすべき」と知識の披露やアドバイスがはじまる。聞いてて楽しくない、なんとなくその友人が苦手になった、とのこと。
なぜ、楽しくないのかというと、友人同士の悩みや愚痴の会話は「わかるよ〜私も!」と共感で癒されたり「私はこうだった」と同じ高さ・同じ目線での情報交換が目的です。
アドバイスは、している本人にその気がなくても、聞いている方は上から目線に感じてしまうので会話が楽しくないのです。普段の会話にアドバイスは要らんのです。
イラっとさせる人は家族・職場・友人関係など、人間関係の中には必ず一人や二人存在します。対処法は、聞き流すのが効果的。「人間はマウンティングする生き物だからしょうがない」「人間の習性だもんね」と心の中で呪文のように唱えてスルーしよう。慣れないうちは簡単ではないかもしれないけれど積み重ねたら自然とできるようになります。
そして、自分がマウンティングしない人でいることで、良い仲間、良い人付き合いを広げていきましょう。付き合いが広がると、一人一人への思い入れが薄まるので「イラっ」を感じにくくなってきます。
(注:ご相談内容を例に出すときは趣旨は同じで内容は変えて記載します。ご相談は秘密厳守ですのでご安心を)