子供さんについてのご相談ではない場合でも、お客様がよくおっしゃるのがこちら↓
「子供に対して、どう声をかけてあげたらいいかわからない」
四柱推命的にアドバイスをするならば、親と子供の命式を見て、それぞれが生まれ持った性質に合わせた対話の仕方があります。とはいえ、四柱推命とカウンセリングを学び、不特定多数の方と対話をしている経験から、私が思う子供とのコミュニケーションに悩む方にやってみてほしいのは「親」「子供」という役割を意識から外し、人間としてフラットな立場に立つことです。
言葉に迷ってしまうのは、愛情があるからこそともいえますが、実は「親」と言う役割を過剰に特別視した潜在意識があることも原因です。親だから子供より賢くて当然、常に正解を与えてあげるべき、みたいな感覚。そして無意識に子供との関係を、親は上・子供は下、と上下関係にしています。
自分は親だから立場が上なんだ、と無意識にあるので「いいことを言ってあげたい」「正解を与えたい」が強くなると、プレッシャーからなんて言ったらいいかわからなくなるのです。ですが、親も子供も、誰でも完璧な人間はいません。親の方が優秀であるともいえません。親は歳を重ねた分経験値はありますが、四柱推命で見てもわかるように人それぞれ生まれ持った性質や性格も違うので、親の経験値が子供に役立つとも限りません。それに親が生きてきた過去の40年と、子供がこれから生きる40年は、世の中も時代の流れのスピードも違うので、親の経験値が子供が生きる時代にそぐわないこともありえますしね。
ですから、子供との対話では「親」「子供」という役割の上下関係を忘れて、一個人の「私」としてどう考えているのか、素直で対等な「私」の思いを子供へ向けてのメッセージとして伝えてあげたらいいと思います。