仕事の悩みの原因が、実は親子関係だったりする

アミュプラザのスピリチュアルステーションでは、ご予約不要でお気軽にご相談ができます。「気軽に」「買い物ついで」にフラッと立ち寄るお客様も多く、年齢層も最年少は小学生(親同伴)〜80代と幅広いです。

ご相談で一番多いのが仕事についてのお悩みですが、相談にきたご本人も仕事の『何が』悩みになっているか、実はよくわかっていないこともあります。職種・人間関係・働き方、経営相談など人それぞれ、様々です。

一つの例です。「職種」があってないと思うことがあり、転職した方がいいのかというご相談。四柱推命でみていくと職種は合ってる。よくよくお話を聞いていくと悩みは職種ではなく職場の人間関係や仕事上の対人コミュニケーションが苦手なことだったりします。

例えば、仕事上の失敗で注意されると、過剰に自信喪失して仕事が合わないのではと感じたり、注意されたことに怒りを覚える。仕事で関わる「嫌なやつ」のことを考えてずっとそのことを引きずるとかもありますね。

また、ご自身が上の立場になった時に、部下や後輩を上手に叱れない、厳しくしすぎてパワハラで職場に居場所がなくなった場合もあります。

このような場合、仕事の悩みの原因は職種ではなく「対人コミュニケーション」です。さらに深掘りすると、対人コミュニケーションが苦手な背景には、子供の頃からの家庭環境の影響が隠れている場合があります。

人間が一番最初に接する「人間関係」は親子関係ですね。生まれて初めて関わる大人が親。例えば「自分の本音を言えない」「親が子供の意思を否定する」親子関係で育つと、「どうせ言っても否定される」と意見を言わないことが子供の頃から習慣になってしまい、大人になって仕事の場面でも「自分の意見を伝える」のが苦手だったりします。大人を信用するのが不安で、他人に失敗を知られるのが怖い。すると、自分の意見がない、オドオドして自信がなさそうに見えてしまったり、逆に自分の実力以上に振る舞ったりして、職場で軽んじられたり、浮いてしまって居心地悪くなるのです。(全員とは言いませんよ、一例です)

親の意向を気にして生活するのが小さい頃から習慣になっていると、大人になった今も、他人の意向を気にする、周囲の大人がどう思ってるかを敏感に察する癖が出て自然体の自分で仕事ができません。だから職場や仕事が、息苦しくなるのです。

また感情的に叱るなど親にされたことを、自分が強い立場になった時、部下や後輩など、立場の弱い相手にやってしまう場合もあります。親子関係で身についたことを、大人になった今やってしまうんですね。私もご相談に乗っていて驚くほど、後輩や同僚に強烈な嫉妬を持ってしまうこともあります。自分は辛かったんだ、という思いを抱えていると、その思いは怒りに変わります。そして弱い相手に対して出てしまうのです。

このようなお悩みで相談に来られた方は、教師、経営者、公務員、医療従事者など職種は様々です。親の影響が強い方は、親の事業を継承していたり、親が好みそうな堅い仕事に就いていることもよくありますね。「仕事が自分とあってないから転職した方がいいのでは」と考える方がいますが、転職してもどこでも嫌な上司・嫌な同僚・嫌な客・嫌な患者はいますから、対人コミュニケーションが苦手なままでいると同じことを繰り返します。

ここまで書いたことは私の経験したご相談の一例であり、全員とは言いませんが割と多いです。何か参考になれば幸いです。

アミュプラザでのご相談は10分からできることが気軽に試せるメリットですが、ここまでのお話をするには時間がかかります。20分、30分のご相談ではお客様のお話を伺って掘り下げる時間が取れないからです。悩みの根本の原因に親子関係が影響があったとしても、短時間での利用を希望される場合はわからないまま終わってしまって非常に残念です。

親子関係から派生する悩みは仕事以外にも色々ありすぎて書ききれません。ご相談に乗ってきて感じるのは、親子関係で傷ついた心を癒し、自分に合った対人コミュニケーションを学び直すことが、時間はかかるけれど、仕事のストレスや悩みの解消につながるんじゃないかということ。該当するなら対処は早ければ早いほどいいですね。仕事だけでなくいろんなことが今より楽になるはずです。

まずは自分の心の中の「親子関係で傷ついた心」を癒すことが大切です。その後、対人コミュ力を上げるといいです。自分の年齢分の時間をかけて培ってきた対人コミュニケーションですから、簡単に変わることは期待せず地道に頑張る必要はありますね。

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