家相について調べていると、必ず出てくる言葉があります。
それが「鬼門」です。
鬼門に玄関があると良くない。
鬼門に水回りがあると運が悪い。
そのような話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際の鑑定では
鬼門だけを見て住まいの良し悪しを判断することはありません。
鬼門は家相の中の一つの考え方ではありますが、
それだけで住まいのすべてが決まるわけではないからです
家相は「部分」ではなく「全体」で見る
インターネットで家相を調べると、
「鬼門はダメ」「この方位は良い」といった情報が多く出てきます。
しかし本来の家相は、そのように
一つの場所だけを取り上げて判断するものではありません。
住まいというものは、
玄関、寝室、キッチン、廊下、窓の位置など、
さまざまな要素が組み合わさってできています。
そのため家相を見るときも、
間取り全体のバランスや生活の動線を含めて考える必要があります。
鬼門だけを気にしていても、家相が良い家、とはならないのです。
鬼門という考え方が生まれた背景
鬼門という考え方は、
古くから東アジアの思想の中で語られてきました。
東アジアでは、北東の方角は
冬になるとシベリアから冷たい季節風が吹き込む方向でもあります。
また、歴史的には外敵が攻め込んでくる方角として
警戒されることも多かったとされています。
このように、当時の人々にとって北東という方位は、
自然環境や社会的な状況の中で
用心すべき方向として意識されてきた背景がありました。
そのため住まいをつくる際にも、
周辺の環境や方位の影響を踏まえながら、
人がより安定して暮らせる配置が検討されてきました。
鬼門という言葉は、
実際の暮らしを通じて蓄積された
生活の知恵と言えるでしょう。
住まいを見るときの視点
家相を見るということは、
単に「建物」だけの吉凶を判断することではありません。
むしろ大切なのは、
人が日々生活する環境がどのような状態なのかを
客観的に見ていくことです。
周囲環境や日当たり
生活動線
部屋の配置
こうした要素が整っているか、に加えて
住まいそのものとそこに住む人との気の調和も
重要な視点の一つです。
同じ家に住んでいても、
落ち着くと感じる人もいれば、
どこか居心地の悪さを感じる人もいます。
東洋思想では、
人も自然の一部であり、
住まいという環境もまた自然の一部として捉えます。
そのため、家相を考えるときには住む人と、家そのものの
自然界のバランスを表す**五行(木・火・土・金・水)**の
考え方を参考にすることもあります。
住まいの家相が気になるときは
住まいは暮らしの土台です。
住まいの家相が気になっても、ご自宅の『鬼門』がどこかがわからない、とおっしゃられることはよくあります。
土地や間取り全体も含めて、ご自身では判断が難しいと感じることもあるかと思います。
そのような場合は、ご希望の方はLINEより鑑定料のお見積りをご案内しております。
また、気の調整につきましては施工を伴う内容となるため、鑑定とは別途費用が発生いたします。小規模な住宅の場合、目安として50万円〜となります。
内容をご確認いただき、ご納得のうえで正式にご依頼くださいませ。
