小さく、そして長い間迷っていることがある。それは女性のお客様の配偶者の呼び方。一般的に「ご主人」と呼ぶのが無難なのかもしれません。しかし私は「ご主人」という言葉を使うことに抵抗がある。「主人」という言葉に主従関係、上下関係をイメージしてしまうから、フラットなはずの夫婦関係に使いたくないのです。
私の中での「主人・旦那・夫・配偶者」の言葉の感想。
「主人」・・・主従関係っぽくて抵抗あり。
「旦那」・・・お友達同士の会話で使うカジュアルな雰囲気。「旦那様」だと大袈裟な感じ。
「夫」・・・お客様との会話で使うなら「夫様」になるのかしら。うーん。夫様…夫さん…どうかなぁ。
「配偶者」・・・性別関係なくフラットなイメージだが、話し言葉に使うと固くなりすぎる。
夫婦は対等な関係ですが、四柱推命ではエネルギーの強い身旺の方がリーダーシップをとる方が良好な関係が築けると考えます。リーダーシップを取るのは夫と妻のどちらでもよく、意識せずとも自然とエネルギーの強い方がリーダーになっているでしょう。
私たちは親子、同僚などさまざまな人間関係の中で生きていますが、四柱推命学では最も影響が強いのが夫婦関係とします。なぜかというと、人間関係の中で唯一、自分で選ぶ相手だからです。結婚してる方が良いというわけではなく、配偶者がいる場合はその関係性が人生に重要な影響があると考えます。
話がそれましたが、私は迷いながらも結局のところ一般的に無難そうな「ご主人」という言葉を選んで使っています。とはいえ、夫婦関係はフラットであり妻の地位は対等だから本当は使いたくないなぁ、と思いながら。「主人と言われるのはなんだか嫌だわ」とか「慣習的なものだから気にしない」等、お客様はどう思っているのか聞いてみたいです。