「私ならこうするのに」――人間関係をこじらせる「自分の正しさ」

四柱推命で自己理解を深める。自分を知った先に、より良い未来をつくるために

「大人になってから、人間関係がうまくいきません」

四柱推命のご相談で、こうしたお悩みをお聞きすることがあります。

「私は相手に嫌なことを言ったわけでもないし、意地悪をしたわけでもありません。特に悪いことはしていないと思うのですが、なぜか人間関係がうまくいかないんです」

ご本人としては、そう感じています。

確かに、相手を攻撃したわけではない。

けれど、お話を詳しく伺っていくと、「悪いことをしたかどうか」とは別に、

人間関係がうまくいかなくなる原因が見えてくることがあります。

それは、相手が自分の思う通りにならないことへの不満です。

「私は悪くないのに、なぜうまくいかないの?」

例えば、友人との関係でこんなことがあったとします。

「友達なら、困っているときは助けるものだと思う」
「私だったら、そんなことはしない」
「普通はこうするでしょう」

自分の中には、「人間関係とはこういうもの」という基準があります。

自分にとっては、それが当たり前です。

ところが、相手はその通りには動いてくれません。

自分なら助ける場面で、相手は助けてくれない。

自分なら連絡するところで、相手から連絡が来ない。

自分なら友達を誘うのに、相手は誘ってくれない。

すると、

「どうして?」「私だったらこうするのに」

という憤りが出てきます。

そして最後には、

「もう、こんな人とは付き合いたくない」

と、その関係から離れてしまう。

もちろん、本当に相性が合わないこともあります。

無理に付き合い続ける必要のない人間関係もあります。

ただ、同じようなことが繰り返されるのであれば、一度、自分の側にも目を向けてみる必要があります。

「自分が正しい」が強くなっていないか

こうしたご相談で見られる傾向の一つが、「自分が正しい」という思い込みが強いことです。

ここでいう「正しい」は、法律や明確なルールの話ではありません。

「友達ならこうする」
「人としてこうするべき」
「普通はこうする」

という、自分の中にある「正しさ」です。

自分にとっては、それが当たり前。

だから、相手が違う行動をすると、

「なぜそんなことをするの?」
「私なら絶対にそんなことはしない」

となります。

でも、相手には相手の「正しさ」があります。
相手にとっては、それが普通なのかもしれません。

例えば、私は納豆の話をよくします。

納豆は栄養があります。
好きな人にとっては美味しい食べ物です。

だから、

「納豆は身体にいいから食べたほうがいいよ」
「毎日食べると健康にいいよ」
「こうすれば、納豆が苦手でも食べられるよ」

と勧める人がいます。

でも、納豆が苦手な人にとっては、そんな話をされても困ります。
「私は納豆を食べたいなんて言っていないのに」
と思うでしょう。

いくら「身体にいい」「美味しい」「こうすれば食べられる」と説明されても、
興味がなければ、その話を聞いている時間はただ退屈です。
納豆が良いものか悪いものか、という話ではありません。

「自分にとって良いもの」と「相手にとって必要なもの」は違う。

人間関係でも、同じことが起こります。

「私ならこうするのに」
「普通はこうするでしょう」
「こうしたほうがいいのに」

自分にとっての正解を、相手にも当てはめてしまう。
そして、相手がその通りに動かないと、

「なぜ分かってくれないのだろう」
「この人とは合わない」

と不満になってしまう。

でも、相手には相手の考え方があります。

自分にとっては「納豆を食べること」が正解でも、相手にとっては「納豆を食べないこと」が正解なのかもしれません。

人間関係においては、自分の正しさを相手に押し付けないことは、とても大切なことだと思います。

もう一つのパターン。「誰かに自分を満たしてほしい」

もう一つ、人間関係のご相談で気になるのが、友人に対する期待が大きくなりすぎているケースです。

例えば、

「愚痴を聞いてほしい」
「私を誘ってほしい」
「退屈だから、どこか楽しいところへ連れて行ってほしい」
「落ち込んでいるから、励ましてほしい」

こうしたこと自体が悪いわけではありません。

友人に話を聞いてもらったり、一緒に出かけたりすることは、普通の人間関係の中にもあることです。

問題は、それが一方的な期待になってしまったときです。

「友達なんだから、これくらいしてくれて当然」
「私が寂しいのだから、誘ってくれるべき」
「私がつまらない思いをしているのだから、楽しいところへ連れて行ってほしい」
「自分だけ楽しそうにして、ずるい」

となってしまう。

これでは、友人というよりも
「カウンセラーになってほしい」「自分の機嫌を取ってほしい」「寂しさや退屈さを埋めてほしい」
という役割を求めているだけです。

「自分の機嫌は自分で取る」

「自分の機嫌は自分で取る」という言葉を、よく聞きませんか?

これは、人間関係を考えるうえでも大切なことだと思います。

もちろん、誰かに愚痴を聞いてもらうことが悪いわけではありません。

誰かと一緒に楽しい時間を過ごすことも大切です。

ただし、

「誰かが誘ってくれないと自分では動けない」
「誰かに話を聞いてもらわないと気持ちが整理できない」
「誰かに励ましてもらわないと立ち直れない」

これでは、自分の機嫌を取る役割を他人に渡していることになります。

そして、他人への期待が大きくなるほど、

相手が期待通りに動かなかったときに不満が生まれます。

「友達なのに」
「もっと○○してくれてもいいのに」

という気持ちです。

これもまた、「相手が自分の思い通りにならない」という問題につながっていきます。

四柱推命で、自分の傾向を知る

四柱推命では、生年月日から、その人が持っているさまざまな性質や傾向を見ていきます。

例えば今回のテーマなら、正義感やルールを重視する星や、依存と支配という性質を持つ星があります。

これらの星がちょうどよく働いていれば、責任感や誠実さから他人の信頼を得たり、

甘え上手だったり、面倒見のよい先輩タイプとして表れます。

しかし、その性質のバランス次第では、「自分の正しさ」を相手に押し付けてしまったり、

人間関係が依存的になったり、逆に支配的になったりすることがあります。

星の性質は、その人次第で長所にも短所にもなるのです。

ここで、四柱推命を学ぶうえで大切にしていることがあります。

四柱推命の人物分析は、自分を決めつけるものではありません。

「私はこの星があるから、こういう人間なんだ」

「だから、人間関係がうまくいかないのは仕方がない」

という話ではありません。

自分の中にどのような性質があり、それが今の自分の考え方や行動にどう表れているのか。

そこに気づくために、星を見るのです。

そして、気づいたあとにどうするかは、ご自身の選択と行動です。

四柱推命で自分の星を知ることは、人生の答えをもらうことではありません。

自分を理解するための客観的な視点なのです。

「自分はこういう人だから」で終わらせない

例えば、

「私は正しさを重視する傾向がある」

と分かったとします。

そこで、仕事や人付き合いの中で

「私だったらこうするのに」と思ったときに、

「それは私の正しさであって、相手の正しさとは違うのかもしれない」

と、一度立ち止まってみる。

誰かに誘ってもらうのを待つのではなく、

「自分が行きたいなら、自分から誘ってみよう」

と考えてみる。

愚痴を聞いてほしいと思ったときも、

「私は今、相手に何をしてほしいのだろう?」
「私の愚痴を聞いて、相手は楽しい時間を過ごせるか?」

と、自分自身に問いかけてみる。

そうやって、自分の傾向を知ったうえで、少しずつ行動を変えていく。

すると自己理解が、現実を理想の方へ動き始めるのです。

自己理解は、人生を変えるためのスタート地点

四柱推命で自分の性質を知ると、

「だから私は、こういうときに腹が立つのか」
「だから同じような人間関係を繰り返していたのか」

と、過去の出来事がつながって見えてくることがあります。

それは、とても大切な気づきです。
しかし、私はそこで終わってほしくないと思っています。
自己理解は、ゴールではありません。

自分を知ったからこそ、

「これからはどうしたいのか」
「どんな人間関係を築きたいのか」
「どんな人生を送りたいのか」

を考えることができます。

そして、考えるだけで終わらせない。

現実の中で少しずつ実践していく。

自分の考え方や行動を変えれば、周囲との関係も変わっていきます。

それは仕事、家族、暮らし…これからの生き方全てに影響します。

四柱推命を「より良い未来をつくるため」に使う

私は、四柱推命を「自分の性格を当ててもらうためのもの」だけにはしたくありません。

自分の性質を知る。

これまでの経験や考え方を整理する。

自分が繰り返しているパターンに気づく。

そして、「これから、どういう人生をつくっていきたいのか」を考える。

そのために四柱推命を使ってほしいと思っています。

自分の性質を知って、「私はこういう人間だから仕方ない」と諦めるのではなく、

「自分にはこういう傾向がある。では、それをこれからどう活かそうか」

と考えていく。

自分を知ることは、未来を決めることではありません。

むしろ、これからの選択肢を増やすための材料になります。

自分を知るだけで終わらせないために

四柱推命とNLPを組み合わせた全4回のコースでは、

四柱推命から自分の性質を知ることに加えて、

これまでの経験や考え方を整理しながら、余計な感情を手放す。

そしてこれからの人生の筋道をクリアにしていきます。

「自分のことをもっと知りたい」という方だけではなく、

「自分を理解したうえで、これからの人生をより良い方向へ変えていきたい」

という方に向いているコースです。

自分を変えるつもりはないけれど、周りが変わってほしい。

そういう方には、たぶんこのコースは向いていません。

自分を知りたい。自分の良くないところにも向き合いたい。

そして、これからの人生をより良くしていきたい。

そう思う方には、きっと役に立つ時間になると思います。

この地道な積み重ねによって、少しずつ自分の未来をつくっていく。

また、自分がどうしたいのかがわからない、自分軸がグラグラ、自分の判断に自信が持てない、など

  • 自信が持てない
  • 自己肯定感が低い
  • 他人の評価が気になる
  • 自分軸で生きられない
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このようなキーワードが気になる方にも、四回コースをご提案しております。

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