家相とは家の様相です。
手相が手の様相を見て吉凶や将来の行く末を推測するように、家相は家の様相でそこで生活や仕事をする人への影響、吉凶、将来などを推測します。
家相には昔からのルールがあります。ルールの基本は、自然界との調和です。
八百万の神という言葉がありますが、自然界のものや自然現象に神様が宿る、という意味。
海外、例えばキリスト教なら神=キリストですが、
日本人は特定の宗教を熱心に信仰するというより、「八百万の神」の意識の方が強いんじゃないかな。太陽や樹木、動物や天候など自然界のもの全てに「神が宿る」という考え方が素地として根付いています。日本人として、忘れたくない素敵な習慣だと思います。
太陽や雨を自然の恵と感謝しますし、大樹や馬、狐、蛇などを祀ります。狛犬もいますね。
神社に信仰がなくとも鳥居を蹴飛ばすことはできないと思います。なんとなく「バチが当たりそう」感じるでしょう。「神様」を大切に思う気持ちがあるんですね。
この感覚、THE日本人だと思います。
最近の私のトピック、これまで数年家を綺麗にしてくれていたお掃除ロボットを買い替え、処分する際「これまでありがとうね」と言いながら(家族にも言わせて)綺麗に水拭きして燃えないごみに出しました。(捨てるんかい)
「我が家を綺麗にする神」がいてくれた気がするから、捨てるモノに感謝しちゃいますねぇ。
話が脱線しましたが・・・
家相のルール「自然との調和」とは、家自体を家族の守り神にする、家に神様をお迎えし共に暮らす精神性からきていると私は解釈しています。
例えば南は太陽の方位。陽のエネルギーが強いから、生まれ持ったエネルギーが弱い人が使う部屋にするといい。
また南は「争いごと」に関わる方位なので、裁判やライバルとの競争を抱えている人にとっても大切です。
とはいえ、家相のルールに沿って部屋を配置したくても、立地などの問題で理想通りにならないこともある。
そこで風水の登場です。風水は家相の調和を保つための知恵です。
家相でNGがあったら風水で調整し、家と人が持つマイナスを消す。
風水と家相の関係は、こんな感じです。