陰陽道と時間

活水女子大学で開催された山口大学時間学研究所主催の「陰陽道と時間」講演会へ行ってきました。

陰陽五行説を基にした「四柱推命学」は暦を使った占術なので

暦や時間、陰陽道を学術的に研究されている大学教授の先生方のお話はとても興味があり、

実際、大変参考になりました。

先生方の発表内容をここで詳しく書くことは、研究の著作権に反すると思いますので避けますが

陰陽師とは現代でいう占い師。

主な役割は

・人々の願望を叶える呪術・祭祀
・未来を予知する占い
・日や時刻、方角の吉凶の判断

天皇や公家など特権階級のためだったものが、一般庶民へ裾野が広がって陰陽道が盛んになるのは

有名な安倍晴明以降の時代だそうです。

そして明治の国家の近代化の政策で、昔ながらの迷信や呪術のようなものは禁忌され

公務員的な役割では無くなりました。

現代は陰陽師と名乗っているかは別として

・人々の願望を叶える「開運アドバイス」
・未来を予知する占い
・日や時刻、方角の吉凶の判断

を鑑定する人たちがいます。私もそうです。

昔の貴族は日々の行動に日時の吉凶を気にしていたそうで、

今は一般人でも、例えば家を建てるとか、事業用の不動産を取得するとか

そういう時は、時期や方角の吉凶は気になるのではないでしょうか。

今回の講演会は、発表された先生方の歴史的な資料や研究の裏付けによって、

いつの時代も暦や時間・方角と吉凶との関係を大切にするのはしっかりと根付いた習慣だと知れました。