学校へ行けない子供とお母さんの組み合わせでご相談に来られることがあります。子供たちの年齢もさまざまです。
学校へ行けない理由はそれぞれで、行けない理由が解消されれば、きっと行きたいんでしょうけどね。「数ヶ月後に行けるようになります」みたいなお答えはできません。その子供がどんな性質を持っていて、将来的にどんな道に進むと、生まれた瞬間に授かった「宿命」を活かして人生を謳歌していけるのか、という話になります。
どんな大人になりたいか、と未来を描いてみたら、学校へ行った方が良いかがなんとなくわかるんじゃないでしょうか。親の希望ではなく、子供本人がイメージする未来の自分の姿です。将来どんな仕事に就くにしても何かしらの勉強は必要です。独学で何教科も勉強するのは大変です。学校で習ったほうが合理的だと子供が理解できたら学校も悪くないと思うようになるかもしれません。
学歴やとりあえず学校へ行きなさい、のような押しつけの理論では「行きたくない原因」は解消されないと思います。「勉強した方が自分にとって得だ」と思える何かが見つかると、希望の光が見えるのではないでしょうか。