学校へ行けない子供とお母さん、の組み合わせでご相談に来られることがアミュの鑑定では割とある。子供たちの年齢が下は小学校高学年、中学生、高校生までおみえです。
学校へ行けない理由は子供たちそれぞれに抱えていて、行けない理由が解消されれば、きっと行きたいんでしょうけどね。私の鑑定では、「数ヶ月後に行けるようになります」みたいな、まるで吉凶を占うようなお答えはできません。その子供がどんな性質を持っていて、将来的にどんな道に進むと、生まれた瞬間に授かった「宿命」を活かして人生を謳歌していけるのか、という話になります。
子供時代の現在だけではなく、どんな大人になっていたいか、と未来を描いてみたら、学校へ行った方が自分にとってプラスになるかどうか、がなんとなくわかるんじゃないでしょうか。親の希望でどんな大人になって欲しいか、ではなく、子供本人がイメージする未来です。将来、どんな仕事に就くにしても何かしらの勉強は必要ですから、独学するより学校で教えてもらった方が楽だ、と子供が理解できたら学校も悪くないと思うようになるかもしれません。
例えば占い師は好き勝手な事を言ってるように見えるかもしれませんし、学歴は関係ありません。ですが、使う占術(私なら四柱推命や九星気学)のルールを理解してお客さんに鑑定結果を説明する仕事で、学びが必要です。私自身の話をすると、両親との折り合いが悪く実家と縁を切りたかった。ですから国立大学卒業後、公務員の道を選びました。経済的に自立できて、各地へ転勤がありますから、両親と物理的な距離を取って、徐々に疎遠にしていったのです。この決断が心の底から良かったと思います。この経験から、自分の幸せのために勉強やある程度の学歴は役に立つと身に染みています。四柱推命を学び始めた際、難しくて「もうやめようかな」と思うこともありましたが、「勉強」は人生にプラスだ、とわかっていたので、結局続いてます。
学歴のため、や、とりあえず学校へ行きなさい、のような押しつけの理論では「行きたくない原因」は解消されないと思います。「勉強した方が自分にとって得だ」と思える何かが見つかると、希望の光が見えるのではないでしょうか。